こんにちは!
4歳差(今年で2歳と6歳)の子供たちを育児中のことのです。
最近、子供たちと一緒にアンパンマンの映画をおうち鑑賞するようになりました。
前回(2回目)は「ロボリィとぽかぽかプレゼント」をレビューしました。

今回、3回目にレビューする映画は、2021年公開(劇場版32作目)のアンパンマン映画「ふわふわフワリーと雲の国」です。
この記事では、「アンパンマン映画『ふわふわフワリーと雲の国』の映画レビュー」「2歳・6歳の反応」「怖い場面」について書いていきます。
- 子供とのおうち時間に映画を観たいけど、何を観ようか迷う
- 小さい子供が観ても安心・怖くないアンパンマン映画を知りたい
- 「ふわふわフワリーと雲の国」の感想や子供の反応を知りたい
おうち映画ならではの視点で、子供たち2人のリアルな反応、親から見た映画の内容の印象をネタバレありでレビューしていきます!
「ふわふわフワリーと雲の国」のあらすじをざっくり紹介(※ネタバレあり)
まずは、映画のストーリーのあらすじをざっくり紹介していきます。
ここから先はネタバレを含みます!
空に浮かぶ「雲の国」は、雲をいろいろな場所に配りながら空を漂う国。
そんな「雲の国」へたまたまたどり着いたばいきんまんは、知らないうちに雲の赤ちゃんを連れ帰ってしまいます。
ドキンちゃんは雲の赤ちゃんに「フワリー」と名付け、お世話をしたり可愛がったり。
2人の間には絆が生まれていきます。
一方、雲の国は謎の汚れで空を飛べなくなってしまったため、アンパンマンたちは雲の国をお掃除することに。
バイキンエキスで雲の国が汚れたと知ったばいきんまんは、雲の国の王様になろうと巨大な黒い雲「バイグモラ」を発明します。
「バイグモラ」は大暴走を始め、アンパンマンたちは雲の姿に。ばいきんまんにも止められない状態になってしまいます。
雲の国を救うため、フワリーとドキンちゃんが立ち向かう…というお話です。
今回のゲストキャラ「フワリー」は雲の赤ちゃん。ドキンちゃんにたくさんの愛情をもらいながら、すくすくと成長していきます。
「フワリー」を2歳&6歳と観た感想|年齢別リアルレビュー
「映画を観た子供たちの反応」「映画を観て親が感じたこと」についても詳しく書いていきます!
「フワリー」2歳女の子の反応:理由は不明だけど、なぜかお気に入りの映画らしい
下の子はアンパンマン推しのため、ドキンちゃんメインの「フワリー」はどうかな?と思いましたが、気に入って集中して観ていました。
フワリーのビジュアルが好きなのか?世界観が好きなのか?なぜかわかりませんが、とにかくよく観ていました。
(ちなみに、特にドキンちゃん推しというわけではないようです。なんでだろう)
ドキンちゃんの隣で寝ている赤ちゃんフワリーが寝ている間に飛んでしまうシーンでは「フワリー、いっちゃったぁ!?」と驚いていました(その後フワリーはパン工場に行きつき保護されます)
「バニラ姫(2019)」「ロボリィ(2023)」も観ましたが、下の子が全部通して1番集中していたのはフワリーでした。
アンパンマンに限らず、同じ映像を流しているとすぐ飽きてどこかに行ってしまう下の子ですが、この映画は最後まで集中して鑑賞していました!
「フワリー」6歳(年長)男の子の反応:中盤は少し飽きがきたけど、戦闘シーンは夢中になっていた
フワリーかわいい!と言いながらドキンちゃんと一緒に成長を喜んでいました。
名前を付けるところで喜び、言葉を覚えたら跳ねていました(笑)
ただ、良くも悪くも穏やかな話なので中盤は少し飽きてきていました。
「一旦止めて別の動画観てもいい?」なんて言っていました(せっかくなので全部観ようよ!と説得して全部観ましたが…)
穏やかなストーリーではありますが、最後の敵「バイグモラ」が強いため、戦闘シーンは見ごたえがあります。
「バイグモラ」はばいきんまんが作った雲の怪物ですが、自我を持っていて最終的にはばいきんまんでも止められなくなってしまうのです。
アンパンマンたちもばいきんまんたちも雲化フォルムになってしまうのを見て、6歳の上の子も「バイグモラつよい!」「勝てるかな!?」と夢中になっていました。
最後まで観たら楽しかったようで「また観たい!」と言っていました。
「フワリー」親の感想&個人的見どころポイント!
私(母親)の率直な感想も書いていきます。
映画を観て思ったこと
毒のないやさしいストーリーです。
私は幼児を育てる二児の母ですが、子育てを少しだけ経験した状態で見ると、かなり泣ける話でした。
ドキンちゃんとフワリーは「ともだち」ですが、実際には「ともだち」というより「疑似親子」の関係です。
ドキンちゃんは、自分のもとに急にやってきた赤ちゃんに「フワリー」と名前をつけ、ご飯を作ってあげたり、言葉を教えてあげたり、一緒に遊んであげたりします。
ドキンちゃんとフワリーはお互いを大事に思い、絆を深めていきます。
「フワリー、おおきくなったらドキンちゃんみたいになるの。お料理つくってあげて、ブラッシングして、UFOにも乗せてあげる」とフワリーがアンパンマンに話すシーンもありました。
そのあとバイモグラとの戦闘シーンなどがありますが、ストーリーのラストで、フワリーはもといた雲の国に帰ってしまいます。
このラストシーンがちょっと泣けます。
ドキンちゃんが「フワリーのお花は、ここで咲くのね。とってもきれい。だいすき。」と言ってフワリーがくっつくと、雲の子たちがフワリーを呼び、フワリーはドキンちゃんから離れて輪に加わります。
それを見たドキンちゃんはドキンUFOに乗り込み笑顔で「ばいばい、フワリー」と一言残し、そのまま飛んでいきます。
フワリーは「また会おうねー!!」と返し、雲の子たちと一緒に雲を配りに行きます。
涙のお別れ…ではなく、びっくりするほどさらっとした、たった一言だけの笑顔でのお別れです。
「フワリーの前では涙は見せないけれど、別れた後はきっとたくさん泣いたんだろうな」とか、
「別れた後もきっと、たまに雲を見てはフワリーと過ごした日々を思い出すんだろうな」とか、ドキンちゃん目線で考えると少し切なくなりました。
雲の子の成長は早く、1日で赤ちゃんから幼児に成長したので、実質一緒に過ごしたのは数日程度かもしれません。
でも…赤ちゃんのときに出会って、自分が名前を付けて、一緒に暮らして、お世話して、たくさん可愛がって、自分と意思疎通ができるまで育てて…と考えるとたった数日でも寂しいよね…。
私だったら笑顔でお別れなんて絶対にできないと思うので、ドキンちゃんはすごい。
映画の中で、ドキンちゃんが急に「フワリーはいつかあの国に帰るかもしれないけれど、わたし、フワリーだいすき」と言うシーンがあります。
フワリーは、「フワリーはドキンちゃんといっしょよ。ずっとずっといっしょよ」と返しますが、ドキンちゃんは笑顔で抱きしめるだけでした。
もしかしたら、このときすでにドキンちゃんはフワリーとの別れを覚悟していたのかな、と後になって思ったりもしました。
ラストの花畑のシーンも素敵で、涙腺にきました。正直、アンパンマンの映画で泣けるとは思わなかった…。
子供を産む前に観ていたらそれほど印象に残らなかったかもしれませんが、保護者目線で観たらかなり泣けて印象に残る映画でした。
2歳&6歳も楽しんで見ていました!特に2歳はこの話がお気に入りのようです。
デメリットとしては、人によっては中盤は少し飽きてくることもあるかも…?(上の子と私は途中ちょっと飽きてきました…)
ですが、強敵バイグモラとの見ごたえある戦闘シーン&さわやかだけど切ないお別れラストが待っているので、ぜひ最後までしっかり観てほしいです!
ラストは少し大人向けかも。フワリーがかわいい&戦闘シーンが見ごたえあるので、親子でぜひ♪
個人的見どころポイントは「豪華すぎ&見どころ多すぎ!本編前の『歌・踊りパート』」
比較的新しいアンパンマン映画は「歌・踊りパート」のあとに「本編」が始まるのですが、今回の「歌・踊りパート」はオリンピック仕様。
アンパンマンの顔の形のスタジアムでみんなで運動会のようなことをするのですが、ばいきんまんチームも変装で参加しています。
真正面から一通り勝負に挑んでいくばいきんまんが可愛いです(途中で正体がバレて、いつも通り暴れ出しますが…)
- ばいきんまんが暴れ出す
- 「アンパンマーン!」とまわりのみんなが叫ぶ
- アンパンマン現れる
- アンパンマンとばいきんまんの一騎打ち
というのが定番の流れ(?)ですが、今回はこむすびまん・かつぶしまん・鉄火のマキちゃんも共闘!
かっこよかった!!
突然呼ばれ、周囲からの期待を受けつつたったひとりでばいきんまんと戦うことも多いアンパンマンですが、今回はサポートしてくれる味方が複数いて心強かったんじゃないかなぁと思います。
あと、今回の「歌・踊りパート」での曲は「サンサンたいそう」と「たましいのうた」。
「た、たましい!?たましいのうた…!?なにそれ!?」と強烈なタイトルにびっくりしましたが、普通に明るい曲調の歌でした。
サンサンたいそうでは、コキンちゃんとクリームパンダが隣同士で踊っていますが、コキンちゃんがみんなと逆に回ってしまいクリームパンダと当たってしまっていました。
細かいところまでよく見ていると、結構楽しいです。
私も子供の時、踊りで逆に回っちゃったことあったな~なんて思い出しました。
今回はジャムおじさんやバタコさんも踊りに参加していましたよ!
「歌・踊りパート」については、登場キャラクターも多くなんとなく豪華な感じがしました(オリンピックの年くらいの映画だったようですね)
ひのたまこぞうがかまどに点火するシーンもあります。
あと、真面目に競技に参加しているばいきんまんも見ることができます(正体がバレてから暴れ出したので、バレなければもうすこし真面目にやっていたかも?とも思ったりしました)
こむすびまん・かつぶしまん・鉄火のマキちゃんの共闘シーンが特に良かったです♪
「フワリー」には、子供たちが怖がる場面はある?
上の子は繊細で怖いシーンが苦手なため、アンパンマンのアニメも5歳前半くらいまでは「戦うの怖いから見たくない…」と言っていました。
そのため、「戦闘シーン怖くないかな?大丈夫かな?」と心配もありましたが、この映画は割と怖くなかったため、大丈夫でした。
割と、と言うのは、終わった後に上の子に「怖いところあった?」と聞いたところ「バイグモラが強くて勝てるかなって思って。ちょっとドキドキした」とは言っていました。
今回の敵「バイグモラ」はばいきんまんが作った怪物ですが、ばいきんまんとは別の人格を持っています。
アンパンマンたちに加えて自分を作ったばいきんまんも雲化させてしまうほどの強さがあります。
最近の映画なので敵のビジュアルはそこまで怖くはないです(我が家の2歳は怖がっていなかったです)
ただ、かなり戦闘能力が高いため、子供によっては「アンパンマン負けちゃうかな」と展開を怖がることもあるかも。
ちなみにバイグモラが出てくるまでは、ばいきんまんもそこまで悪さをせず(たまに不憫な目には合っていますが…)平和な話です。
全体的に平和な話&怪物のビジュアル自体はそこまで怖くないので、小さい子でも比較的観やすいかな?と個人的には思います。
6歳の上の子曰く、「バニラ姫は怖いところいっこもないよ」とのこと。私も同意見なので、「バニラ姫(2019)」のレビューも一緒に載せておきますね。
初めてのおうち映画で、怖い要素をとにかく避けたい!という方におすすめです。

フワリーも怖くないので、一緒にレンタルして2~3作品目に観るといいかもしれません(我が家は「バニラ姫(2019)」→「ロボリィ(2023)」→「フワリー(2021)」の順に観ています)
まとめ:「ふわふわフワリーと雲の国」は親の涙腺にくる。それほど怖くないので小さな子にも◎
以上、「【アンパンマン映画レビュー】ふわふわフワリーと雲の国【2歳6歳と鑑賞】」という記事(映画レビュー)をお届けしました。
- ドキンちゃんが好きな子
- かわいい世界観が好きな子
- 強い敵と戦うのが見たいけど、敵が怖いのは嫌な子
雲の国の話だけあって、全体的にふわっとしているやさしいお話です。
アンパンマンの出番は少なめで、メインキャラはドキンちゃんなので、「アンパンマンをたくさん見たい!」という子には向かないかもしれません。
中盤あたりで少し飽きがくる可能性もありますが、戦闘シーンとラストのために、ぜひそのまま見続けてほしいです!
ドキンちゃんが好き!かわいい世界観が好き!見ごたえある戦闘シーンがいいけど、敵が怖すぎるのは嫌!なんて子にはピッタリかもしれません。
新しめな映画ということもあり、怖さレベルはかなり低めだと思います(個人的には、昔の映画の方が敵のビジュアルが怖いものが多い気がします)
かわいい世界観で、小さい子でもチャレンジしやすくおすすめです!
また、「ドキンちゃんからフワリーへのたくさんの愛」を感じられる映画になっている&最後は別れが待っているので、保護者目線で見るとちょっと泣ける映画でもあります。
ぜひ親子で楽しんで鑑賞してみてくださいね♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪
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「ふわふわフワリーと雲の国」に出てくる「たましいの歌」のピアノソロ楽譜も配信されています♪
もちろん「アンパンマンのマーチ」などの主要な曲も◎興味のある方はぜひ♪
(2025.7.29追記)
\3つ目の映画レビュー(ミージャ)書きました♪/
ランプの精霊「ミージャ」と共に、ランプの中に閉じ込められてしまったコキンちゃんとクリームパンダ。
最初はバラバラだった3人だけど、魔法の泉を目指し一緒に過ごすうちに絆が生まれていきます。
少し怖いシーンもありますが、メッセージ性やテーマがわかりやすい作品です。小さい子というよりは、5歳くらい~の、冒険モノが好きな子におすすめです!
