こんにちは!
4歳差(今年で2歳と6歳)の子供たちを育児中のことのです。
最近、子供たちと一緒にアンパンマンの映画をおうち鑑賞するようになりました。
前回(4回目)は「ミージャと魔法のランプ」をレビューしました。

今回、5回目にレビューする映画は、2018年公開(劇場版30作目)のアンパンマン映画「かがやけ!クルンといのちの星」です。
キャッチコピーは「いけ! みんなのゆめ まもるため」
この記事では、「アンパンマン映画『かがやけ!クルンといのちの星』の映画レビュー」「2歳・6歳の反応」「怖い場面」について書いていきます。
- 子供とのおうち時間に映画を観たいけど、何を観ようか迷う
- 小さい子供が観ても安心・怖くないアンパンマン映画を知りたい
- 「かがやけ!クルンといのちの星」の感想や子供の反応を知りたい
おうち映画ならではの視点で、子供たち2人のリアルな反応、親から見た映画の内容の印象をネタバレありでレビューしていきます!
「かがやけ!クルンといのちの星」のあらすじをざっくり紹介(※ネタバレあり)
まずは、映画のストーリーのあらすじをざっくり紹介していきます。
ここから先はネタバレを含みます!
アンパンマンワールドのみんなは、年に1度の「星祭り」の準備で大忙し。
星祭りは、アンパンマンワールドに命を与えてくれた「いのちの星」に、感謝するためのお祭りです。
ある日、ばいきんまんが開発した「ハイパーゴミキエール」というゴミ箱から元気な子供「クルン」が出てきました。
ばいきんまんに何者か聞かれても「わかんなーい」と言うクルン。
バイキン城でばいきんまんたちと遊んだり、パン工場などでアンパンマンたちと楽しく過ごしたりします。
ところがそんな時、アンパンマンワールドに黒い星がたくさん降ってくるという事件が起こります。
「いのちの星のふるさとによくないことが起こっている?」と思ったクルンとアンパンマンたちは宇宙へ。
黒い星のパワーがほしいばいきんまんも、いのちの星のふるさとを目指す…というお話です。
今回のゲストキャラ「クルン」は、元気いっぱいで不思議な子。ばいきんまんサイド・アンパンマンサイドの両方と仲良くなる珍しいキャラクターです。
「クルン」を2歳&6歳と観た感想|年齢別リアルレビュー
「映画を観た子供たちの反応」「映画を観て親が感じたこと」についても詳しく書いていきます!
「クルン」2歳女の子の反応:あまり刺さらなかった様子…
我が家では、私(母)が事前に映画のあらすじ・口コミをある程度調べてから子供と一緒に映画を観ています。
「クルン」は私たちにとっては5本目に観る映画。
下の子はアンパンマンとばいきんまんが大好きなので、きっとこの映画は1番食いつきがいいだろうな!と期待して見せてみました。
が、意外と最後の方はあまり見ていませんでした…。
後で詳しく書きますが、この映画では凶悪なばいきんまんは出てくることはなく、アンパンマンと直接戦うこともほとんどありません。
よく考えたら、下の子はアンパンマンとばいきんまんが戦っているシーンが好きです。
「アンパンマーン!」と言って一緒に応援したり、「ばいきんまんつよい」と実況したり。
もしかしたら、アンパンマンvsばいきんまんで戦っている方が好きなのかも…。
というわけで、下の子にはあまり合わなかったようです。
(怖くないし、わかりやすい内容なので一般的には子供受けもよさそうな話ではあります。子供の好みって難しい…)
「クルン」6歳(年長)男の子の反応:「ドキドキしたけどおもしろかった」
集中して鑑賞しました!
クルンとばいきんまんたちが楽しそうに遊んでいるところはニコニコしながら観ていました。
アンパンマンワールドにいるコキンちゃんを見て「コキンちゃんこっちにいるんだね」と言っているのを聞き、たしかに…と思いました。
(今回、コキンちゃんはばいきんまんサイドの登場ではなく、公園でクルンたちと遊んだり、不安になっている街の人に声をかけたりするアンパンマンサイドでの登場でした)
アンパンマンがゴミに押しつぶされて、「いのちの星」が抜けていくところではハラハラした様子で見守っていました。
「アンパンマンのいのちの星が抜けてくところはちょっと怖くて、ドキドキしたけどおもしろかった」とのことです。
「クルン」親の感想&個人的見どころポイント!
私(母親)の率直な感想も書いていきます。
(今回も盛大にネタバレするのでご注意ください)
映画を観て思ったこと
「クルン」は記念すべきアンパンマン映画の30作目。
「いけ! みんなのゆめ まもるため」というキャッチコピー通りのガチ回でした!
感想の前に、内容をネタバレしますが、この映画は「アンパンマンがばいきんまんを助け、ばいきんまんがアンパンマンを助ける話」です。
物語中盤で、クルンはばいきんまんに拉致されてしまいますが、そのままばいきんまんは岩山にぶつかって落下しそうになります。
クルンはばいきんまんを助けようとして、アンパンマンは2人を助けますが、アンパンマンのマントが破れてしまっため、3人で崖下に落ちてしまうことに。しばらく一緒に過ごすことになります。
おなかが空いたクルンとばいきんまんに自分の顔をあげるアンパンマン。ばいきんまんにも、「ばいきんまんもおなかが空いているんだね」と優しく言ってパンを渡そうとします。
ばいきんまんにはあれだけいつも喧嘩をふっかけられているのに、アンパンマン優しい。
ばいきんまんは悩みに悩んでアンパンマンからのパンを受け取りませんでしたが、後で少しでもパンをもらおうか悩んだことに地団駄を踏んで悔しがります。
物語序盤のクルンと遊ぶ場面もそうですが、ばいきんまんがちょいちょいかわいいです。
で、そんなこんなでいろいろあり、宇宙に解き放たれているのが「ばいきんまんがゴミ箱(ハイパーゴミキエール)に捨てた、バイキンメカの数々の失敗作」ということがわかります。
ばいきんまんが捨てたゴミ(失敗作)はすべて宇宙につながっていて、解き放たれていました。
ごみ問題も多少テーマに入っていそうな感じがしますね。
解き放たれた失敗作たちは集まって「バイスター」という新たなメカになり、捨てられたうらみでばいきんまんを狙いますが、また、アンパンマンがばいきんまんを助けます。
ばいきんまんのかわりにアンパンマンがゴミに押しつぶされそうになり、「いのちの星」が抜けていきます。
アンパンマンはいのちの星が入って生まれたので、いのちの星が抜ける=死。
アンパンマンの仲間たち、ドキンちゃん、ホラーマンはアンパンマンを助けようとがんばりますが、バイスターに星の姿にされているので、ぽよぽよとした体当たりしかできません(かわいい)
星の姿になっていないのはばいきんまんだけ。
ばいきんまんがここで放置すればアンパンマンは勝手に倒れ、ばいきんまんは勝利するでしょう。
…が、ばいきんまんは迷わずアンパンマンを助けようとします。
「こんなところで何やってんだアンパンマン!」「お前を倒すのは、アンパンマンを倒すのは、俺様だー!」
と、ばいきんまんも何度もバイスターに攻撃します。
アンパンマンワールドみんなの願いやクルンの力も借りて、渾身の一発でアンパンマンを救出。
それからバイスターにアンパンチをしますが、今回はばいきんまん&バイキンUFOのアシスト付き。熱い。
物語序盤の方で、アンパンマンとばいきんまんが「なんのために生まれたのか」について語ります。
アンパンマンは「困っている人を助けるために生まれた」
ばいきんまんは「アンパンマンを倒すために生まれた」
2人の使命にかける想いがよくわかるストーリーでした。
大人にもおすすめ、というか大人にこそおすすめのガチ回。
とはいえ、ビジュアル的に怖いシーンはないので小さい子も観やすいので、親子鑑賞にもお勧めです♪
もはやクルンは準主役くらいで、アンパンマン・ばいきんまんの見どころポイントがとにかく多いです。
攻撃的なばいきんまんを怖がるタイプの子も、この映画なら見れそう!
個人的見どころポイントは「バイキン城の2階&ばいきんまんのプライベート!」
この映画では、バイキン城の2階を見ることができます。
ドキンちゃんがクルンを遊びに誘い、バイキン城の中のエレベーターで2階へ移動し、は2階の大画面のテレビゲーム機で遊びます。
テレビ周りには大きいスピーカーもあったり、他のゲーム機も複数置いてあるのでおそらくゲーム部屋ですね。
途中でばいきんまんも後ろから乱入し、ゲームに参戦!
操作する人がキャラクターとして画面に出てくる仕組みなので、おそらくばいきんまんが作ったゲームなんでしょうね。
他にも2階にはいろいろなものがあるようで、ホラーマンも一緒になって、4人でたくさん遊びます。
ボーリング大会をしたり、自分が駒になる巨大人生ゲームをしたり…
ばいきんまん・ドキンちゃん・ホラーマン・クルンがバンドを組んで、観客のかびるんるん相手に楽しそうに演奏する姿もありました。
バイキン城の外ではゴーカートもあるようで4人で競ったり、釣りをしたり、夜には花火を打ち上げたりして楽しんでいます(ばいきんまんは打ち上げもできるんだ…すごい)
バイキン城めちゃくちゃ楽しそうじゃん…!
私の中では、アンパンマンと同じくばいきんまんも仕事熱心で仕事一筋なイメージがありました(仕事=アンパンマンを倒すこと)
アンパンマンに喧嘩をふっかけにいくか、新しいバイキンメカの制作をするか、誰かから食べ物を奪いに行くか…が生活のほとんどだと思っていたので、ばいきんまんもこうやって普通に遊ぶこともあるのか!とびっくり。
なんだかんだ、ばいきんまんはクルンを受け入れ、全力で一緒に遊んでいました。
これだけ設備がそろっているということは、ばいきんまんたちは、普段からみんなで遊んでるのかな。
そう思うとなんだかほっこりします。
ばいきんまんのプライベートや楽しそうな姿も見どころです!
「クルン」には、子供たちが怖がる場面はある?
上の子は繊細で怖いシーンが苦手なため、アンパンマンのアニメも5歳前半くらいまでは「戦うの怖いから見たくない…」と言っていました。
そのため、「戦闘シーン怖くないかな?大丈夫かな?」と心配もありましたが、この映画は大丈夫でした。
というか、この作品ではアンパンマンとばいきんまんは直接対決しません。
「ばいきんまんの作った失敗作 vs アンパンマン&ばいきんまん」なイメージです。
ばいきんまんの作った失敗作は人型やモンスター型ではなくロボットで、大きな声で叫んだりもしないので怖さはありません。
ただ、最後アンパンマンの「いのちの星」がなくなってしまい、アンパンマンが死のピンチになります。
敵のドキンちゃんやホラーマンも迷わず助けに入るくらいのピンチです。
結局はばいきんまん・クルン・みんなの力で元通りになりますが、そこがちょっとドキドキ、怖いと感じる子もいるかもしれません。
上の子は、「アンパンマンの世界が黒くなってみんなが元気がなくなるのが少し怖かった」と言っていました。
6歳になると物語もだんだん理解できるようになってくるので、ビジュアル的に怖いというよりも、ストーリーがわかるとじわっと怖いところはあるかもしれません。
(逆に2歳、3歳くらいの子のほうが平気な気はします)
6歳の上の子曰く、「バニラ姫は怖いところいっこもないよ」とのこと。私も同意見なので、「バニラ姫(2019)」のレビューも一緒に載せておきますね。

我が家は「バニラ姫(2019)」→「ロボリィ(2023)」→「フワリー(2021)」→「ミージャ(2015)」→「クルン(2018)」の順に観ましたが、ミージャ以外は怖がりな小さい子でも大丈夫そうかなと思いました。
「怖いのを避けつつ、何作品か一気にDVDレンタルしたい」という方は比較的新しい映画から選ぶのがおすすめです。
子供と一緒に観た映画はすべてレビューとしてまとめているので、よかったら気になる映画を探してみてくださいね♪
まとめ:「かがやけ!クルンといのちの星」はガチ回!ばいきんまん好きは必見
以上、「【アンパンマン映画レビュー】かがやけ!クルンといのちの星【2歳6歳と鑑賞】」という記事(映画レビュー)をお届けしました。
- ばいきんまん好き、アンパンマン好きな子
- 怖いばいきんまんや、攻撃的なばいきんまんは苦手な子
- アンパンマンガチ回なので大人の方も是非
アンパンマンとばいきんまんが協力していることを見ることができる貴重なストーリーです。
怖さはそこまでないので小さい子でも観やすく、大人も楽しめる1本となっていました!
映画の内容ももちろんいいのですが、個人的には、物語前半、バイキン城で全力で遊ぶばいきんまんたちのシーンがかわいくて好きです。
バイキン城の中はアミューズメント施設のようで、すごく楽しそう。私も遊びに行きたいくらいだなぁと思ってしまいました!
子供も大人も楽しめるので、ぜひ親子で鑑賞してみてくださいね♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪
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