こんにちは!
4歳差(今年で2歳と6歳)の子供たちを育児中のことのです。
最近、子供たちと一緒にアンパンマンの映画をおうち鑑賞するようになりました。
前回(3回目)は「ふわふわフワリーと雲の国」をレビューしました。

今回、4回目にレビューする映画は、2015年公開(劇場版27作目)のアンパンマン映画「ミージャと魔法のランプ」です。
この記事では、「アンパンマン映画『ミージャと魔法のランプ』の映画レビュー」「2歳・6歳の反応」「怖い場面」について書いていきます。
- 子供とのおうち時間に映画を観たいけど、何を観ようか迷う
- 小さい子供が観ても安心・怖くないアンパンマン映画を知りたい
- 「ミージャと魔法のランプ」の感想や子供の反応を知りたい
おうち映画ならではの視点で、子供たち2人のリアルな反応、親から見た映画の内容の印象をネタバレありでレビューしていきます!
「ミージャと魔法のランプ」のあらすじをざっくり紹介(※ネタバレあり)
まずは、映画のストーリーのあらすじをざっくり紹介していきます。
ここから先はネタバレを含みます!
クリームパンダとコキンちゃんは「不思議なランプ」を見つけます。
2人がランプにさわると、ランプの中から「ミージャ」というランプの精霊の女の子が現れます。
3人はミージャの魔法でランプの世界に入りますが、ミージャの持つ魔法の腕輪が壊れてしまい、元の世界に戻れなくなってしまいます。
腕輪を直すために3人は力を合わせて魔法の泉を目指します。
「お菓子の谷」や「コワイコワイの森」なども何とか抜けて、力を合わせて進んでいきます。
アンパンマンたちも3人を助けるために小さくなってランプに入り、ミージャたちと合流。
魔法の泉の話を知ったばいきんまんも、泉の力を狙ってこっそり後を追ってきて…!?というお話です。
今回のゲストキャラ「ミージャ」は良くも悪くも「子供らしい」キャラクター。コキンちゃんと似ている部分も多いです。
「ミージャ」を2歳&6歳と観た感想|年齢別リアルレビュー

「映画を観た子供たちの反応」「映画を観て親が感じたこと」についても詳しく書いていきます!
「ミージャ」2歳女の子の反応:アンパンマンが出なくても夢中になっていた
今回の映画は、最初アンパンマンがなかなか出てきません(ミージャが他のランプの精と話しているところから始まります)
下の子はアンパンマン推しのため、最初は「アンパンマンいない!これ、アンパンマンちがう!!」と言っていました(笑)
この映画のメインはミージャ・コキンちゃん・クリームパンダの3人。
アンパンマンの出番は少なめなので途中で飽きるかな?と思っていましたが、意外とガッツリ全部観ました!
怖いシーンもいくつかありますが(別の章で詳しく後述します)下の子は「こわいねぇ~」と言う程度で嫌がらず観ていました。
下の子はアニメや動画を流してもすぐ飽きてしまうタイプですが、しっかり1本見て「また観る」と言っていたので、好きな話のようでした。
「ミージャ」6歳(年長)男の子の反応:クリームパンダのお決まりのセリフで毎回笑う
今回の映画ではミージャ・コキンちゃん・クリームパンダが主役ですが、この子たちはアンパンマンよりも精神年齢が低めです。
私の主観だと、小学校低学年くらいかな。
上の子にとっては3人のやり取りが身近に感じることが多いのか、とにかく楽しそうに観ていました!
この映画DVDは何度も観ていますが、上の子はクリームパンダの「パンダじゃなくてクリームパンダ!!」のお決まりのセリフが大好きなようです。
何度か出てきますが、毎回クスクス笑っています。
映画に集中して、物語の世界に入りながら楽しんでいました!
「ミージャ」親の感想&個人的見どころポイント!
私(母親)の率直な感想も書いていきます。
映画を観て思ったこと
「ミージャ」はとにかくテーマがわかりやすい!
「バニラ姫(2019)」「ロボリィ(2023)」「フワリー(2021)」と3つ観たあとにミージャを観ましたが、テーマのわかりやすさはダントツでした。
(アンパンマンに限らず、映画全般がそうですが)上の3つの映画は、テーマに対する答えを知ろうとすると、ある程度の想像力が必要です。
でも「ミージャと魔法のランプ」では、キャラクターたちが思ったことや考えたこと、言いたいことをストレートに言葉で表現してくれます。
ゲストキャラのミージャも、コキンちゃんも、クリームパンダも基本的に思ったことをそのまま言うので、「何を考えているかわからないシーン」「想像力にお任せのシーン」は多分ありません。
怖いシーンが大丈夫なら小さい子でも楽しめますが、個人的には少し大きくなった5歳くらいの子からおすすめ。
- 「自分はなんでもできると思ったけど、やってみたら案外できなくて悲しかった…」
- 「ひとりじゃできなかったけれど、友達と協力したらできたことがある!」
というような体験をしたことがある子供なら、なんとなく感情移入もできるんじゃないかな。
基本的には冒険モノなので、冒険モノのストーリーが好きな子にもハマると思います。
また、最初はバラバラだった3人も一緒に過ごすことによって信頼できる関係になっていきます。
人とのかかわり方も学べるので、これから友達が増えて、いろいろな人と関わり始める子にぴったりです。
もちろん小さい子でも楽しめますが、5歳くらい~のちょっと大きい子ならストーリーやメッセージ性を十分理解して話に入り込めると思います。
怖い場面もあるので、怖さが苦手な子はちょっと注意。
教育的にもいい内容だと思うので、お子さんと一緒にぜひ♪
個人的見どころポイントは「アンパンマンとクリームパンダの絡み(回想)」
3人での冒険中、「ひとりでなんでもできると思っていたけれど、魔法の腕輪が壊れたら自分は何もできない」と、ミージャが落ち込むシーンがあります。
そこで、クリームパンダが「なんでもひとりでできなくたって、いいじゃない」「3人で力を合わせたから、ここまでこれた」と励まします。
それでも「あのとき、アンパンマンが助けに来なかったら…」と言うミージャ。
クリームパンダは「アンパンマンは『みんなが助けてくれるから、ぼくはがんばれるんだ』っていつも言っているよ」と言います。
そしてクリームパンダとコキンちゃんはミージャに、「だから自分のことをダメなんて言わないで」と励まします。
バラバラだった3人だけど、確実に友情が芽生えている、すごくいいシーン!!
…と思うと同時に、アンパンマンとクリームパンダが日常的にそんな会話をしていることに結構びっくりしました。
というのも、私の中では、アンパンマンは「人助け(仕事)に必要なこと」以外では、ほかのパン戦士とはそんなに絡まないのかな、と勝手に思っていからです。
テーマソングの「アンパンマンのマーチ」では「愛と勇気だけが友達」と言っています。
仕事熱心でストイック、単体行動も多いアンパンマン。
空いた時間はすべてパトロールと人助けに充てているイメージだったので「『いつも』言っている」というほどクリームパンダと絡んでいたのか!と少し驚きました。
まあ、そうやって自分の想いや感謝をこまめに伝えてくれる謙虚なアンパンマンだからこそ、周りのキャラクターたちも協力したくなるんだろうな、とも思いました。
今回の映画では、クリームパンダがアンパンマンをリスペクトしているということも知ることができます。
わがままなミージャとコキンちゃんをなんとかまとめようとしたり、自分が木の上から取ってきた食べ物を分けてあげたり、クリームパンダが一生懸命がんばっています。
正直「クリームパンダは騒がしくて少し苦手かも」と思っていたのですが、この映画で見直しました。
クリームパンダ、本当にいい子です。
「ミージャ」には、子供たちが怖がる場面はある?
上の子は繊細で怖いシーンが苦手なため、アンパンマンのアニメも5歳前半くらいまでは「戦うの怖いから見たくない…」と言っていました。
そのため、「戦闘シーン怖くないかな?大丈夫かな?」と心配もありましたが、この映画は大丈夫でした。
ただ、我が子たちは大丈夫だっただけで、戦闘シーンは普通に怖いです。
厳密に言うと戦闘シーンというよりもばいきんまんの変身後の姿ですね。
ばいきんまんはモンスターを作り出したり、召喚したり、自作ロボットに乗って戦うことが多いです。
しかし、この映画だと「ばいきんまん自身がモンスターの姿に変身」します!
最初の変身後の姿は怖くないのですが、第二段階で三つ首の竜の姿になります。
また、「コワイコワイの森」で出てくるモンスターたちのビジュアルも怖いです(突然モンスターが出てくるわけではなく、キャラクターたちによる「フリ」はありますが…)
10年前(2015年)の作品なので、絵が若干昔っぽく、新しい作品よりは怖いです。もちろん、昔の作品ほどではありませんが。
1年前だったら、怖がりな上の子は確実に無理だった、という感じなので、怖がりな子は避けた方が無難かもしれません。
(2歳の下の子は全然平気でしたが、遊園地によくあるモンスター討伐のシューティングゲームに入りたがるタイプで、暗さ・怖さには強い方だと思います)
ただ、テーマやメッセージ性は本当にわかりやすく、ワクワクするお話なので映画自体はとってもおすすめです。
特に、ちょっと大きくなった子供に観てほしい。
アンパンマンの映画を複数見て、慣れてきたころにぜひ!
6歳の上の子曰く、「バニラ姫は怖いところいっこもないよ」とのこと。私も同意見なので、「バニラ姫(2019)」のレビューも一緒に載せておきますね。

我が家は「バニラ姫(2019)」→「ロボリィ(2023)」→「フワリー(2021)」→「ミージャ(2015)」の順に観ましたが、ミージャ以外は怖がりな小さい子でも大丈夫そうかなと思いました。
「怖いのを避けつつ、何作品か一気にDVDレンタルしたい」という方は比較的新しい映画から選ぶのがおすすめです。
子供と一緒に観た映画はすべてレビューとしてまとめているので、よかったら気になる映画を探してみてくださいね♪
まとめ:「ミージャと魔法のランプ」は子供でもテーマがわかりやすい作品
以上、「【アンパンマン映画レビュー】ミージャと魔法のランプ【2歳6歳と鑑賞】」という記事(映画レビュー)をお届けしました。
- クリームパンダ、コキンちゃんが好きな子
- 冒険モノのストーリーが好きな子
- 5歳くらい~小学校低学年の子
ミージャ・コキンちゃん・クリームパンダがランプの中の世界を冒険する話です。
コキンちゃんやクリームパンダが好きな子、冒険モノのストーリーが好きな子には特におすすめ!ちょっと大きくなった5歳くらい~の子にも。
ここ数年の映画と比べるとモンスターのビジュアルはやや怖いですが、テーマやメッセージ性のわかりやすさはダントツで、子供でも理解しやすいと思います。
個人的にはこのストーリーは「冒険モノの児童書」のようなイメージがあるので、そういったテーマが好きな子ならきっと気に入るはず!
人とのかかわり方も学べるので、これからの人生でいろいろな人と関わり始めるお子さんと、ぜひ一緒に観てみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪
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「ミージャと魔法のランプ」での中でクリームパンダたちが歌っていた「アンパンマンたいそう」のピアノソロ楽譜も配信されています♪
もちろん「アンパンマンのマーチ」などの主要な曲も◎興味のある方はぜひ♪